北海道観光記、十勝「氷と光」の冬のイベント、芽室町「氷灯夜」

投稿日 2021年2月17日

芽室町「氷灯夜」、厳冬ならでは、一夜限りの儚く貴い美しさ

近年、冬の北海道観光が人気です。

代表的なのは、札幌雪まつりでしょう。
歴史も長く、冬の北海道観光の代名詞となっていました。

最近は、札幌雪まつりだけでなく、道内各地で冬のイベントが開催されています。
テーマは、「雪と氷」、それと「寒さ」
寒い北海道ならではの気候風物をライトアップや雪像・氷像で活用したり、寒さそのものを体験する、というようなものが人気のようです。

北海道十勝地方では、帯広の氷祭りがあります。

札幌雪まつり
帯広氷祭り

この違いが何を意味するか、お分かりですか?

気温・天候の差

です。
北海道は、日本海、太平洋、オホーツク海の3つの海に囲まれていますが、どの海側かによって、気候が全く異なります。
さらに、内陸の面積もハンパなく広い。
ので、同じ道内でも、地域によっては、ほとんど他国、というほど気温、天候、植生が違います。

札幌は日本海側で、雪が多く、気温はそれほど下がりません。なので、雪まつり。
(近年は、札幌でもたいそう気温が低い日がありますが。)
一方、十勝地方、特に帯広は、太平洋側の内陸部、晴れの日が多く、雪が少ない、放射冷却で気温がべらぼうに下がり、なので、氷祭り。
昨年ご紹介した、「然別湖コタン」も、湖が凍る程の低温だからこそ出来る氷の造形。
十勝の厳冬ならではのイベントがあちこちで見られます。

各イベントの主旨から、地域の特性が見えてきますね。

さて、先日行ったのは、芽室町の「氷灯夜」。

実は、狙って行ったわけではなく、当日偶然に知ったのでした。
帯広に買い物に行く道すがら、芽室で、道路端に小さく「氷灯夜」の、張り紙、というのがふさわしいようなサイズの看板を発見。
「何かな~?」
と思いつつ、そのまま買い物に。
帰宅後、主人が調べたところ、なんと、今日!しかも、一夜限りのイベント、つまり、今日の夜しかやらない。

というわけで、夕方芽室に出かけて行きました。

この氷灯、全部で2000個以上あるそうで、全部手作り。


作り方は、
①バケツに水を入れ、屋外に一晩置く
②翌日バケツから取り出す→中央が未凍結のため空洞に
③空洞にろうそくを灯す
最低気温が-20度前後になる十勝だから作れる天然のランプシェードです。

にしても、地道です。
しかも、時間の経過とともにとけてしまうので、完全な形で一番キレイに見せられる時間はとても短い、まさに、一夜限り。

電球のライトアップと違って、スイッチで一斉点灯は不可能なため、一つ一つ人力で点けています。
途中で消えてしまっているろうそくをつけ直すのも人力。

頭が下がります。

地面に、♡型などの形に並べてあったり、

木に吊るしたり、

木の根方を囲んだり、

階段状の小山に並べたり、

ろうそくの灯があたたかく、夜の闇と雪のコントラストに映えて幻想的、たいそう美しいです。

いつもは、バレンタインデーに行われているそうです。
今年は、14日が連休最終日の日曜だったため、混雑を避けるため、一週前倒して開催となったようです。

 

時間とともに消えていってしまう儚さ故の貴さに満ちた美しい空間に、心が洗われました。

 

北海道 十勝 新得の「答え」が見つかる気功院
快おおぞら気功ラボ

© 2021 快 おおぞら気功ラボ