目次
1.症状、ご相談内容
2.治療経過
3.気功師からのコメント
1.症状、ご相談内容
相談内容
娘さんから、お母様(H.M.さん)の耳の症状について気功施術のご相談がありました。
「母が1月中旬頃、テレビをイヤホン通して聴きながら寝たそうなんですよ。その後から右耳で自声が響くような、耳閉感があって聴き取り難いそうです。耳鳴りも時折するそうで。」
話しかけると聴き取りにくいようで、訊き返したりが多い、とのことでした。
(H.M.さん 73歳 女性 沖縄県浦添市)
急な症状でもあり、突発性難聴などの可能性について、病院での診察・検査をご提案しました。
その結果は、特に異常はなく、「加齢性」と診断されたそうです。
異常がなかったとすれば、一時的な耳管狭窄が長引いている、と想定して気功施術を開始しました。
2.治療経過
2-1.開始翌日
◆気功施術開始翌日、
とのご報告を頂きました。
2-2.4日後
◆最初の4日間毎日気功を行った後、
と、着実に改善している旨のご報告がありました。
ただ、この時はまだ、耳鳴りが1日のうちに数回ある、とのことでした。
2-3.約1週間で3回の気功後
◆4日間毎日、の後、約1週間で3回の気功後、
耳管の治療、ピンポイントですごいです!
母が色々と治していただき、とお礼を言っております。』
と、当初の急な症状はほぼ解消したことがうかがえました。うれしいご報告です。
H.M.さんの娘さんは「言語聴覚士」として病院に勤務していらっしゃいます。
病院では聴覚分野専任で勤務していて、専門的な立場からも、普段から聞こえが良くないお母様の耳の状態を心配して聴覚検査を行ったそうです。
聴力、耳管機能、鼓膜の動き、耳小骨筋反射、言葉の聴き取りなど、とても細かい項目まで多岐にわたっての検査がされ、数値と共に解説付きでご報告頂きました。
検査の結果、聴力や鼓膜、耳小骨筋反射は大きな問題はなかったようですが、耳管機能検査で、典型的な耳管狭窄症のパターンが判明したそうです。症状が出たのは右耳でしたが、両耳とも耳管狭窄の様相が見られたようです。
この時点で、症状はほぼ解消していましたが、検査で、両耳とも耳管狭窄があったとのことでしたので、狭窄の「癖」を正常にしておくため、もう1ヶ月気功を続けることになりました。
2-4.月半ば過
◆月半ば過ぎにお聴き取りしたところ、
2-5.月末
◆月末には、
いつも改善させてくれてとお礼を言っております^ ^』
とのご報告を頂き、気功施術は終了となりました。
短期間で症状が解消出来てよかったです。
3.気功師からのコメント
気功師からコメント
今回、急な症状ということで、慢性化しないうちに解消することを主眼としました。
加齢性の機能低下が多少はあるとしても、もともとはそれほど悪い状態にある印象ではなかったので、鼓膜・耳小骨・蝸牛・脳内聴野など、聴覚に関わる全体の治療をしつつ、症状である耳閉感に対して、耳管狭窄を想定して耳管を開く治療しました。
耳の各器官の治療項目をお伝えした時、言語聴覚士である娘さんから、
『すごいです!聴覚伝導路フル治療ですね。』
とのお言葉を頂きました。専門家の方からのご評価はうれしく、励みになります。
○ポイントは「耳閉感」想定されるのは?
「耳閉感」で検索してみますと、「耳管狭窄症」という病名が多く見られます。
参照:Medical Note「耳閉感とはー耳閉感を伴う疾患と治療法」
風邪などをきっかけに耳管狭窄が起こって元にもどらないこともあるようです。
H.M.さんは風邪ではなかったようですが、「なんらかの原因」で狭窄が持続して戻らなくなった、ということでしょうか。
○「耳管狭窄症」とは?
その「耳管狭窄症」の症状・メカニズム、病院での治療法については、Web上で検索しますと医師監修のページなどで調べることが出来ます。
参照:Medical Note「耳管狭窄症」
病院での治療法としては、直接的に空気で耳管を開く方法や、鼓膜に穴をあけてチューブで空気を入れて開く、などの方法があるようですね。
慢性化してどうにもならない状態の場合は、こうした強制的な方法が有効かもしれませんが、耳ですから、直接的物質的に何かするのは、”かえって悪くなったりしないのかな?”、”穴開けたりして大丈夫なのかな?”など心配になってしまって、ちょっとためらってしまいますよね。
病院の治療は、すぐに治せるなら直接的でいいのですが、侵襲性と効果を天秤にかけて「どうしよう」と悩まなければならないケースでは、この迷いや心配自体が患者さんにとって余計なストレスになります。私も、自身の目の病気の治療について、あれこれと考え、考えても迷うばかりで、この点に多大な時間とエネルギーを消耗しました。
○悩み無用。気功ならリスクなし
こういう時に気功がお役に立ちます。
H.M.さんの事例のように、鼓膜に穴をあけるなどの侵襲性なく、気功で正常に戻すことが可能です。
耳管通気療法は、鼻から耳管にカテーテルを入れて空気を送り込み耳管を開く、という方法のようで、鼓膜に穴をあけるとかではないのですが、今ある狭窄は解消したとしても、狭窄が癖づいているとまた狭窄する可能性があります。
気功が病院の治療と違うところは、今ある狭窄を解消するだけではなく、今後は狭窄しっぱなしにさせない「機能」を患者さんご自身の「脳と体の伝達」の部分に記憶させるところですので、根本に働きかけます。
また、物理的に開くことを繰り返して逆に開きがちになってしまうと、今度は耳管開放症の傾向になるリスクもあり得ないとは言えません。
この点はH.M.さんの気功施術でも考慮したところです。
再び耳管狭窄が起こらないように、耳管開放の治療を続けましたが、逆に開きっぱなしにならないよう、後半の1ヶ月は、耳管の開閉が正常に行われるように、両耳の耳管の開閉の反応を正常化する治療を主眼としつつ、耳全体の機能向上の項目も行いました。
病院の治療を、侵襲性故に常に否定するものではありません。
慢性化した症状には、時に、強制的な治療が必要なことがありますし、それですぐに完治するなら病院の治療が最善だと思います。
ただ、治せる、けれども、お薬の副作用や侵襲性が避けられない治療法が多いのも現実で悩ましい...、というジレンマには、病院の治療と気功の併用が便利です。
気功で侵襲性を緩和しながら、病院の治療の効果だけを受け取り、さらに、主訴に対して気功を働かせることで解決を早めることが可能です。
当初「耳閉感」という判断材料から狭窄の「想定」だったのが、言語聴覚士である娘さんが、お勤めになっている病院で検査した結果で「耳管狭窄」の傾向が確定されたことで、気功による治療をそこに集中させることが出来、時間的にも無駄なく治療を進めることが出来ました。
また、今回治療を必要としたのは耳管ですが、耳全体の状態を具体的に把握することが出来て、気功治療に大変役立ちました。
娘さんが専門家で心強いですね。
耳の症状は案外わずらわしいものです。
慢性化した耳鳴りは気功で治療してもなかなか改善しづらいところがあります。
耳に限らず、症状が出て、「まあ仕方ないか」と放置すると慢性化して短期間では治りにくくなります。
慢性化しないうちに気功で改善出来たのはなによりです。
気功なら出来ることがあります。
早めの気功が大切ですね。
あなたの不調にも当院の気功で答えが見つかります。
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「答え」が見つかる気功院
快おおぞら気功ラボ 気功師
岡本明子
北海道、十勝新得町在住、気功師
新得本院ー札幌気功院、その距離およそ170kmを数年間出張治療、その時の遠隔気功との併用の経験から、遠隔気功だけで治療可能にし、患者さんの通院の不便を解消。さらに、どんな状況にも「答え」を出す独自メソッドを確立、「答え」が見つかる気功院として、北海道のみならず、全国からの依頼に気功で「快適な闘病」を提供し続けている。