気功で健活「気象病/天気痛」には気功が最適!

投稿日:2024年10月10日  加筆:2024年11月26日

近年の気候変動はめまぐるしいですね。
「地球温暖化」とか「気温上昇」と言われつつも、”いずれ”、”将来”のことだと思っていたら、想像以上の早さで気候変動が進んでいる印象です。


・連日40℃近い猛暑が当たり前の夏
・9月になっても35℃を切らない秋
・今までにない規模の台風・豪雨とその頻度



「体がついていかない」

と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。



さて。
最近、「気象病/天気痛」と言われる症状を訴える人が増えているそうです。


上記のような気象の変化、特に、低気圧が近づいて天気が崩れる時に、「頭痛」をはじめとして、吐き気、めまい、肩こり、眠気、関節痛、などの症状に悩まされる現象です。


気象病/天気痛の詳細について、NHKの番組サイトが、メカニズムを含めてわかりやすく解説されているので、そちらの参照がおススメです。
「気象病/天気痛」について参照→NHKクローズアップ現代「体の不調 天気のせいかも?最新研究で分かる対処法」

これまでは、「天気が崩れると」起こると思われていた気象病ですが、晴れの日でも症状が起こるケースについて、低気圧が接近した時の気圧の微細動が発生するなどのメカニズムも解説されています。


気象病のメカニズムについて、簡潔に説明がされているのはコチラです↓
気象病のメカニズム参照→NHK首都圏ナビ「『気象病』ってどんな症状?治し方や予防は?都内のクリニックに聞いてみた」


参考になさってみてください。


解明されている「気象病・天気痛」のメカニズムから、気功で出来ることをお伝えしていきます。

1.「気象病/天気痛」のメカニズム

1-1.昔からあった?「気象病/天気痛」

最近になって患者数が多くなったことで話題になっていますが、「気象病」「天気痛」と同じ症状は、以前からありました。

「天気が悪くなると起こる関節の痛み」
「五月病」
「季節の変わり目の体調不良」
「夏バテ」
「原因不明の不定愁訴」

などなどなど...



低気圧も台風も、夏の暑さも、季節の変わり目も、最近急に起こり始めたことではありません。昔からありました
以前からあったのに、どうして最近になって取りざたされるようになったんでしょうか?


近年は、今まで経験したことのない気圧・気温、天候変動が見られ、
・季節の変わり目の時期
・季節ごとの気温
・低気圧の規模・頻度
などが、以前とは明らかに異なるレベルになってきている上に、年を追うごとに大きく変動し続けています。


つまり、毎年同じような条件だったのが、加速的な変動が続いて、一定の習慣性・法則性がなくなってきていることが考えられます。


季節、温度、気圧などが変わる時には体もそれに合わせて変化します。
そして、その法則性を、いわば、「ルーティン」として記憶して、体調を安定的に保っています。


人の体は「変化」をストレスととらえます。
人の「脳」が、という方が正確でしょうか。

「環境の変化で体調を崩す」というのは、「変化」がストレスとなって体の機能が低下した結果です。

気候条件は一定ではないので、脳にとっては季節の変わり目や天気が変わることは、本来、ストレスです。
なので、季節の変わり目には体調を崩すことがありますよね。

でも、毎年同じ周期であれば、その条件を記憶して、脳が管理するようになります。
低気圧の接近などは不定期のことになりますが、いつも決まった気圧の範囲内であれば、脳は「いつもの...」として対応できます。
季節が切り替わる時、朝晩の時間帯の違い、気温変化、などは、今までは、だいたい同じような条件で毎年繰り返して対応可能でした。

ところが、近年は、
・春なのに真夏日になる日があったり、また寒くなったり
・低気圧の「低気圧」かげんが極端
・晴れていたのに急変するゲリラ豪雨
・夏とは言えあまりに暑すぎる気温
・秋になっても30℃超え
・なのに朝晩は温度が下がって1日の気温差は大きい
 
  



などなどなど、体が慣れ親しんできた気候条件があまりにも変わって、経験したことのない条件、かつ、不規則なため、対応のキャパを超えてついていけなくなっている、その結果、症状の度合いや頻度・人数が増して、深刻に取り上げられるようになり、「気象病」「天気痛」というくくりで称されるようになったというところでしょうか。



1-2.「気象病/天気痛」の正体

では、体が変化についていけなくなった時、具体的には体の何が不調を引き起こしているのでしょうか

それは、


『自律神経』


影響したのは気圧・気温ですが、不調を起こしているのは自律神経の乱れです。
自律神経が乱れたり誤作動を起こすことで、体の各部位の神経に作用して痛みが増したり、血管が収縮して血流が悪くなることで症状が起きたり、乱れをストレスと感じた脳が誤作動を起こしたり......
自律神経は全身につながっています。


もともと、自律神経は、交感神経と副交感神経が交代しながらそれぞれの役目を果たして体調を保ちます。


一般に知られているのは「体温調節」ですが、それ以外にも、消化機能や痛みの感覚・精神など、人体機能のすべてに関わっています。

天気の変化やストレスなどの影響で日常的に交代しますが、誰の体でも共通して、朝と夜、季節の変わり目(春夏→秋冬、その逆)、などに交代します。

その交代がスムーズでなかったり、本来の状態と逆転したり、ストレスが続いてリラックスすべき時(=副交感神経優位)まで交感神経(緊張モード)のままが続くと不調を生じます。


ところが。
季節の変わり目が以前とは大きく変わって来ています。

・5月なのに真夏日の気温になった後でまた寒くなったり
・40℃近い気温で、夜になっても30℃を切らない
・9月になっても30℃以上
・なのに、朝晩の気温は下がっている


朝晩、気温、季節、今までの習慣性では対応出来ない気候変動が起こっているため、自律神経が迷走します。


季節外れの猛暑や寒さは、体温調節機能に乱れを生じます。
夜になっても30℃以上で眠れない、冷房をかけ続けて逆に冷える、などのストレスで、夜、副交感神経に代わるべき時に交感神経のままになります。
夏から秋への時期には、副交感神経に交代するはずの時期に入っているのに気温が高く交代が乱れる、なのに朝晩と日中の寒暖差が大きくなり、体温調節の負荷が増える、自律神経(脳)が受けるストレスは増大します。


その上、ゲリラ豪雨のように1日の中で急に天気が変わる、台風や線状降水帯など低気圧の規模が以前より大きい・頻繁・長期化、など、気圧の変化でも負荷がかかります。以前のように、一定の規則性のある天候ではなくなっていますから、不意打ちのように対応しなければならず、自律神経が対応しきれません



自律神経「忙しすぎる!もう、ワケわかんない!」


というのが自律神経の本音でしょう。


しかも。
自律神経の反応は脳に記憶されます。
気象条件に影響されるという「クセ」が付いてしまうと、毎回影響されるようになり、一旦クセづいてしまうと自然治癒や対処法ではクセを正すことが出来ません

影響を受けた季節が終わっても、なんとなく不調が続き、そのまま慢性化して年中不調、ということにもなりかねません。

また、対処法でやり過ごしても、対処法をしないと緩和しない、という新たなクセ付きにもなりかねません。



外側の環境は変えられません。
自分で体調を調える方法もあるようですから、日常に取り入れるといいかもしれません。


でも、「対処法」で終わってしまっては、根本的な解決にはなりません
日常的に自分で出来る方法を、急な症状や予防に取り入れていくことを否定はしませんが、結果的に、環境に影響されない健康な自律神経を確実に維持出来る方法が理想ですよね。

2.「気象病/天気痛」には気功が最適⁈  その理由

そこで、気功がお役に立ちます

残念なことに、「神経」に対しては、現代医学の治療法では直接的に治療する方法がありません
特に「神経伝達」に関して、例えば、自律神経の交代や機能の正常化などは、間接的な方法はあっても、直接正常にする方法がありません。


目に見えない「神経伝達」こそ、気功が得意とする分野であり、気功が適しています。
理由は2つあります。

理由その1:神経を直接治療する技法がある


この気功には神経を正常化する技法があるからです。
病院の治療法では直接正すことの出来ない神経に対して、

物質的な神経細胞も、
目に見えない神経伝達の機能にも、

直接作用して正常化を図れます。


特に、神経伝達の誤作動による症状は、病院に行っても原因不明とされたり、検査をしても「異常なし」とされることもあり、
「症状はあるのに方法がない/なんでもないと言われる」
「つらいまま」

という状況におかれてしまいます。
そのことで精神的にも追い詰められることも少なくありません。


でも気功なら、目に見えない誤作動も直接正すことができ、神経細胞を正常化することが出来ます。
結果、症状解消だけでなく、誤作動を起こしにくい健全な神経機能を維持することが可能になるのです。

理由その2:気功施術自体が神経ルートをなぞる→自動的に正常化

気功施術では、神経以外の部位の施術でも、脳からの神経伝達経路に直接気を通して施術を行っています。
なので、気功施術を行うと、自動的に神経を気が通ることになり、施術の内容が、体の機能維持のための神経伝達機能を補強することになるのです。

気功施術=神経の正常化


「脳からの伝達経路」は、本来、人体を正常に保つ、いわゆる「自然治癒力」が働く時に使われるルートです。
気功では、本来体に備わっている「健康を保つ方法」を気で補強して、体本来の方法を使って施術します。


気で、神経そのものを正す施術はもちろん、患部が神経ではない場合でも、脳→神経ルートをなぞって患部を施術することが、自動的に神経を正常化することになります。


・気功で神経を正常に機能させることで、
・気象病の症状が改善


と同時に、
・天気の影響を受けにくい健常な神経にする

ことが出来るので、気功なら、対症療法にとどまらず、根本である自律神経を正常にすることが出来るのです。

3.気功で出来る「気象病」の解消・予防法

① お伝えしたように、気功には、神経を直接的に治療するための技法がありますから、その技法で、自律神経の乱れや、神経伝達を正常化を直接図っていくことで、
・気象条件に影響されてしまった状態を正常にする
のはもちろん、
・影響を受けにくい神経にする
ことが可能になり、結果、気象病の予防につながります。


② また、神経だけでなく、全身の、あらゆる部位・機能に対して、不調を正常化する作用が可能なので、症状が起こっている部位自体の治療も可能です。

原因である自律神経の方から、と、結果である症状の部位から、の両方向から施術ができ、どちらの施術時にも、神経伝達ルートを気で補強するので、気功施術の度に、体全体の機能が正常化・強化されていきます。


・今ある症状の緩和
・疲弊した自律神経の回復・正常化
・影響を受けやすくなっているスイッチを切る=影響に反応する「習慣性」を、正常に保とうとする習慣性に転換する
・脳のストレス緩和、脳の疲労回復
・全身状態の正常化・機能向上


を行って、体全体の健常を図ることが出来ます。


体全体の正常化はとても大切です。

仮に、部分的に改善したとしても、全身の活力や修復力が落ちていたら、また不調になってしまいます。

例えば、気象病でも、気圧の変化が内耳に影響して自律神経の乱れが起こる、というメカニズムがありますが、自律神経だけでなく、
・頭部の血流
・内耳の強化
・繰り返す症状で低下してしまった全身の機能の向上

などを図ることで、相互に影響し合って繰り返す不調の連鎖を切ることが出来ます。


部分全体も、両方向から調えてこそ、本当の正常・健康が叶います。

これが、自身の中に健康でいるための修復の「仕組み」を持つことになり、それが同時に予防につながるのです。
気功施術が、同時に、予防法になっています。  

4.まとめ


低気圧が来るたびに「具合が悪い」とお悩みなら、「気象病/天気痛」には気功が最適です。

今ある症状の部位に対する施術はもちろん、根本原因である自律神経を気で直接的に正して、最終的には、天候に影響されない健常な自律神経を保てます
同時に、気功施術自体が全身的な機能向上にもなるので、自身の体で正常を保つための「仕組み」が備わることで「予防力」が持てます。


・今ある症状の解消
・自身の体で正常を保つ修復力「仕組み」
・ここから先の不調を許さない「予防力」


対処法でやり過ごすのではなく、根本原因である自律神経を直接的に正して、天気に影響されない自律神経にすることで、繰り返す不調から解放されます


しかも、遠隔気功なら、具合が悪くて動けないのに通院する必要もありません
家が遠くても、出かけられなくても、気功施術が受けられます。



なお、気象病と似た症状でも、他の病気から発症している可能性もあります。
症状が重い、条件を問わず症状がある、などの場合は、医師の診断を受けて正しく対処することをお勧めします。
診断がついていますと、気功で治療する場合にもより具体的な施術が可能ですし、病院に治療法がある場合は気功と併用することで、病院の治療法の限界以上の範囲の治療が可能になったり、病院の治療法の侵襲性を気功で緩和しながら気功での施術も、と、いいとこ取りの治療も可能です。


日常に気功施術を取り入れることで快適に過ごせます。

くらすだけDE健康に。
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「答え」が見つかる気功院
快おおぞら気功ラボ 気功師
岡本明子

北海道、十勝新得町在住、気功師
新得本院ー札幌気功院、その距離およそ170kmを数年間出張治療、その時の遠隔気功との併用の経験から、遠隔気功だけで治療可能にし、患者さんの通院の不便を解消。さらに、どんな状況にも「答え」を出す独自メソッドを確立、「答え」が見つかる気功院として、北海道のみならず、全国からの依頼に気功で「快適な闘病」を提供し続けている。

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