気功施術事例~高齢者の急な肺炎に遠隔気功で『先生の適切な気功のおかげです』

1.症状、ご相談内容

脳梗塞をきっかけに入院生活になって以来、娘さんからのご依頼で気功を行っている90代女性の方です。
脳梗塞の治療入院から、リハビリが進んで介護のための病院に転院した後、入院中のお母様が急変して苦しいご様子である、と娘さんからご連絡がありました。

「母の様子が急変して特に肺関係か息が苦しい様子です。今日先生が休みで何も対応してませんでした。
...様子を見て処置をしていただけませんでしょうか」

「月曜日(ご連絡の約一週間前)くらいから息があがってきたので、昨日、酸素呼吸を入れたと言ってました。
気になったのは、10/20(急変の2日前)にヨーグルトを少し食べたとのこと
飲み込む機能が大丈夫か検査してみて大丈夫そうなので食べさせたと言う事でしたが、これがもしかしたら誤嚥して肺の炎症を起こしてるのかもしれません。
とても苦しそうで、肩で息をして、面会に行った私達の呼びかけに目を開けることも出来ない状態です。
酸素濃度は90%で酸素呼吸をしてる割に少し低いようです。」

「あと、明日の午前中先生がきたら検査するように依頼しますと言ってましたが、1週間何もしてないようで転院先のこの病院は大丈夫か疑問です」


(K.M.さん 93歳 女性 北海道札幌市)

2.治療経過

ご連絡を頂いた時点で、急変してからおよそ一週間がたっていましたが、検査などもまだしていないようで、肺炎の症状が出ていながら、肺炎の診断もされておらず、酸素吸入以外の処置がされていなかったようでした。

急性症状のため、気功の集中治療の扱いで、その日の夜1回、翌日は2回行いました。

2-1.気功開始翌日

◆気功開始の翌日、病院からの説明の報告がありました。

「...当初のせつめいでは、血液検査と胸部レントゲンでは、肺水がたまっていて、利尿剤で水を少しでも減らすと改善するのではと言われました。
炎症反応もほぼ無い、血圧も多少高い位で、データー的には、緊急じゃないので様子見ましょうと言われてましたが、素人目に見ても明らかに緊急が有るくらいの具合悪さに見え、脳梗塞で入院当時と同等以上に具合悪そうに見えました。
先生に、レントゲン以外にもCTも取ってほしいと言うと取るほどではと言われましたが、渋々とって貰うと、やはり肺炎の画像のようだとなり、抗生物質の投与を始める事になりました。
高齢者なので父も死ぬ前の日に、肺は多少白いがデーター的には緊急を要するほどでないので様子を見ましょうと言われた翌日なくなったので油断出来ません。」

呼吸が苦しそうな兆候があって、肺に水が溜まっている場合、肺炎か心機能低下などの原因が想定されます。
いずれにしても、生命維持に関わる部位ですので、早期に検査が必要な状態なのは明らかです。
今ある肺水を排出することは必須ですが、原因を探らずに「対症療法」で対応しているうちに、悪化して、肺の機能自体が損なわれる段階にまで進めば回復が難しくなります。


病院では、高齢者の急な症状はありがちなのかもしれません。そのためか、「このくらいは」として重く見なかったようにも見受けられます。
また、ご家族もご指摘のように、高齢者の急変の場合、検査数値上炎症反応がなくても炎症の可能性は想定し得るはずですが、検査結果に出て来ないことは病院では「ないもの」と判断しがちです。
ご家族側がCT検査を強く要望してはっきりしたことがわかってよかったです。



検査・診断結果を受けて、気功は、1日に2回で毎日続けていくことにしました。

内容は、

・肺の炎症止めと排水を主として、肺胞の組織の再生と、肺の生理機能=呼吸に伴う肺の運動と肺胞のガス交換機能の回復・向上、心臓機能
・全身状態の改善

で行いました。急な症状ですので、主訴である肺の治療の時間割合を多く行いました。



2-2.気功開始2日後

◆気功開始の2日後

「今日は熱37度、酸素濃度が、低い方で91%、高い方で96%だったそうです。
...午後は呼びかけにうなずいたりしてたようです。...
抗生物質が効いてるかどうかは始まったばかりで様子見ですと言われました。...」

まだ呼吸が苦しい状態は続いているようでしたが、酸素濃度が少し上がって、意識が戻ってわずかに反応するようになったご様子でした。

2-3.気功開始4日後

◆気功開始から4日後

肺水はだいぶ引けて来たようです。
酸素濃度も97%
抗生物質が効いてきたのか、苦しい表情も無くなり、ハアハアも言わなくなったとの事でした。
先生の適切な気功の処置のおかげです。
ありがとうございました。

順調に回復していることがうかがえ、ひとまずほっと一安心です。

2-4.気功施術を1回/日にして継続しその3日後

◆気功施術を1回/日にして継続。その3日後

「今日は、酸素濃度が98%99%だったそうで、ハアハアも無くなり苦しそうな様子もなくなったとの事でした。
血圧も70-110くらいだそうです。
どうやら治まった様子です。」

治まって安定しているとのご報告でした。ほんとうによかったです。


この後、さらに2日間続けて集中治療は終了とし、通常の気功施術に戻しました。

通常の気功施術でも、しばらくは肺の治療の時間を多めにして続けました。


2-5.通常の気功施術に戻り2週間後

◆通常の気功施術に戻って2週間後

真っ白かった肺のレントゲンが、ほぼクリアーになってたので、肺水も除かれ、肺炎も間違いなく終息してるのですが、こちらの呼びかけに目を開けません。
少しどこか苦しそうにも見えるときがあります。
......意識障害か何かなのか..不明です。...」

肺は治ったようですが、意識がはっきりしないとのことでした。

肺は血管の多い部位です。
そのため、肺が悪くなると、全身の血流も低下し、特に、頭部への血流不良から、意識障害脳機能の低下、そこから体の他の不調が出る事もあり得ます。
K.M.さんの状態もその可能性が想定され、気功施術で血流を強化しました。


2-6.さらに気功を続け20日後

◆さらに気功を続けて20日後

「病院から電話が有り、自分で経鼻経管栄養の管をひっこ抜いたようです。...」

わずらわしかったのか、ご自身で管を取ってしまう行動が出来るほど、意識も肺も回復したことがうかがえました。

2-7.その一週間後

◆その一週間後

「前回、兄と二人で耳元で呼びかけても目を開けることすらできなかったのに、昨日は、車いすに座って、ひ孫たちとわらいあってました
前回会いにいった兄が一番驚いていて
予想もしなかったが、良い意味で裏切られたと、とてもよろこんでいました

......
先生の適切な処置が効果を上げたと感謝しています!

そう言えば、母が皆が帰りそうになった時、車イスから2度も立ち上がってついて行きそうになり
看護師さんに止められていました!

これからも、どうぞ、宜しくお願い致します(^^)!」

3.症状回復後のご感想

急変して一時は危険な状態になり、意識がなかったところから、ひ孫さんたちと笑い合えるまでに回復したご様子をお聞きして、気功師としてこれほどうれしいことはありません。
本当によかったです。


この後も、活舌がよくなかったり、軽い肺水症が続いたりしましたが、現在まで、心肺を中心に、飲み込みの機能、頭部、全身状態を気功施術で管理していて良好維持出来ています。
良好な時も、過去の履歴から、肺炎や肺水症の治療を続けることで、急変のリスクを下げ予防することが出来ます。

普段から気功施術を続けているので、なにか気になることがあった時も、ご連絡を頂いてすぐに気功で対応し、重篤にならずに良好が保てるのは、離れて暮らすご家族にとっても安心出来ることと思います。



今年に入ってから、ご家族みなさんで撮った写真を送ってくださいました。
娘さん、息子さん、お孫さん、曾孫さん方と写っているK.M.さんは、とても幸せそうでした

私も幸せな気持ちになりました。ほんとうによかったですね。

4.気功師からのコメント

K.K.さんのケースでは、「遠隔気功」の利便性が大いに役立ちました。

①まず、ご連絡頂いてすぐに治療をすることが出来ます。→時間的
②しかも、入院中であっても、遠隔気功なので治療を受けることが出来ました。→距離的
③また、病院側の対応がのんびりしていたことや検査結果から軽く考えられていたために、対応が手遅れになる可能性がありましたが、原因等がわからない段階も、遠隔気功で治療することが出来たことで、そのリスクを回避出来ました。→人的

挙げただけでも、時間的・距離的・人的リスクを超えて治療が可能です。
遠隔気功だから対応出来ることです。
例えば、救急搬送された場合でも、救急処置は病院に任せるとして、気功でバックアップ(主訴の治療+合併症予防・副作用の緩和、手術の傷の治りを早める、⇒入院前より元気になって退院可、など)することが可能で、ICUに入っていても気功で対応可能です。

主訴の治療はもちろん、病院の治療との併用で相乗効果も、侵襲性の緩和も気功で出来る、やれる事を全部迷いなく出来るので便利です。


K.K.さんは、元々は、脳梗塞で入院したのをきっかけに、娘さんからのご依頼で気功を始めました。
初めは寝たきり同然で、動作も不自由だったようで、気功では、動作と飲み込み治療もしていましたが、ご本人がとても前向きでリハビリをがんばっていて、動けなかったところから、介助されながら起き上れる→ベッドに腰かけられる→車いすに乗れるまでに回復しました。
ふつうなら、年齢的に、ご本人もご家族も諦めてしまいがちですが、K.K.さんの努力には頭が下がります。

当初は飲み込みの動作も出来ませんでしたが、リハビリを経て、転院前には、1時間かかって食べていたものが、10分ほどで食べられるようになっていたそうです。

回復が順調だっただけに呼吸の症状は急なことでした。
ただ、飲み込みの動作が出来てきた時こそ要注意なタイミングだったのも事実で、肺炎の想定は考え得ることではありました。
飲み込めるからこそ、誤嚥のリスクも上がる、要警戒の時期です。
出来るようになった時ほど細かい所に注意が必要。そのあたりは病院側はプロなのでわかっているはずですが...。
なおかつ、すでに息が荒くなっていた状態で、飲み込み機能を検査するためにヨーグルトを、というのは...その時でなければならなかったんでしょうか。
行うのであれば、かなり注意しなければならず、またその後の様子の観察も必要です。
なにか症状が出るようなら、すぐに検査をするなどの対応が必要かと思いますが、急変してから一週間何もしなかった、というのは解せません。
娘さんがすぐにご連絡をくださり、早期に遠隔気功を始められたことは、とても大事な判断でした。


集中治療は、
○救急の症状・ケガなど(病院搬送・処置の上で)
○入院中の急変
○大きな手術の前・中・後

などに効果を上げます。

急な症状は、短気決戦、「力」の勝負です。
とにかく気功の「量」が決め手。治まるまで繰り返し行い、短期間で決着させます。
急性症状の気功施術は「パワー」の勝負。パワー=量
これが「集中治療」の肝です。


ちなみに、大きな手術に際しては、「手術前」が重要です。
手術前にしっかり気功の集中治療を受けていた患者さんの事例では、
「術前に、”癒着しているので時間がかかる、大変な手術になる”、と言われていたのが癒着していなくて早く済んだ」
「術前に、”穴が開いている”、と言われていたが、開けてみたら穴はなかった、と言われた」

手術後に関しても、
「術後、手術痕が痛くなかった」
「傷の治りが早く、退院が予定より早かった」

などのご感想が多くあります。

当院の気功は、患者さん本人の持つ機能を使って治療します。
そのことで、機能が活性化・向上するので、結果として術前に体の状態が上がります。
体の状態が下がっていると、治りも悪くなりますし、痛みなどの症状を感じやすくなります。
細胞の活力や機能が上がった状態になることで、手術の負荷がかかっても下がり切らず、なおかつ、術日・術後も気功を受け続けるので、回復が早く、痛みも感じず、治りも早く、結果として退院が早まることがあるのです。


遠隔気功をうまく使って、快適な闘病が叶います。

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「答え」が見つかる気功院
快おおぞら気功ラボ 気功師
岡本明子

北海道、十勝新得町在住、気功師
新得本院ー札幌気功院、その距離およそ170kmを数年間出張治療、その時の遠隔気功との併用の経験から、遠隔気功だけで治療可能にし、患者さんの通院の不便を解消。さらに、どんな状況にも「答え」を出す独自メソッドを確立、「答え」が見つかる気功院として、北海道のみならず、全国からの依頼に気功で「快適な闘病」を提供し続けている。

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