目次
1.症状、ご相談内容
2.治療経過
3.気功終了後のご感想
4.気功師からのコメント
1.症状、ご相談内容
姪御さんから、叔母様の眼の症状についてご相談がありました。
「叔母の目の症状についてです。
(昨年、両目の白内障手術をした)その術後検査で両眼ともブドウ膜炎を発症しているとのことで点眼薬してるそうですが良くならずで困っています。
ちなみに、白内障手術は...他にも合併していそうとのことで...緑内障は今のところ否定されたが、目の中に水が溜まっているとのことで両眼に注射治療したそうです。
落ち着いてから白内障手術したそうです。
症状は充血や眼圧高めになったり、黄色っぽい濁った感じなど不定期にあるそうです。目がしょぼしょぼしているせいか、表情に活気さが無い感じに見えます。
このまま病院通って改善はなさそうな感じがして、気功の相談をしてみようと私が母に話して~って感じです。...」
(K.K.さん 67歳 女性 沖縄県浦添市)
2.治療経過
気功では、ブドウ膜炎の炎症止めを主に、目薬との併用のため副作用の緩和の項目も入れ、その他、全身状態の改善を行いました。
最初は毎日、その後は週3回のペースで行いました。
2-1.気功開始から5日目
◆気功開始から5日目に状態をお聴きした所、
目の疲れや痒みもないし不思議な感じ!って言ってます。」
と、気功開始直後から改善が見られたとの、うれしいご報告を頂きました。
ただ、この頃から、気功施術前から気になっていた手・下肢の浮腫み・湿疹の症状がひどくなってきている、とのことでした。
当初は、気功で体の機能が上がったことによる、一種の好転反応で炎症反応がアクティブになった可能性を考え、ブドウ膜炎の治療と手足の症状の治療を行っていくことにしました。
2-2.毎日の期間終了の翌日
◆毎日の期間終了の翌日
週末で仕上げないといけない大仕事があって忙し過ぎたのに、目の状態が大丈夫って凄いって喜んでますよ♪」
と、充血部分が白くなってきていること、また、お仕事が大変な中でも良好だとのことでした。
K.K.さんは細かい作業を伴う物づくりのお仕事だそうで、業務上、目の負荷も大きいことがうかがえます。
お仕事が立て込んでいる時でも良好でいられたと、喜ばしいご報告です。
2-3.週3回のペースに移行して最初の週の後
◆週3回のペースに移行して最初の週の後
ただ、右目が涙出てる感じでしたが、全然今までと違いました~。先生、凄っ。同じように悩んでる人がいたら教えてあげたいですよ。お先真っ暗から真逆に進めるだけでもありがたいです。
...(週の真ん中の日)は右目が少し赤かったが、しばらくして治まったと言ってます。目のゴロつきもないから快適だそうですよ。」
2-4.さらに一週間後
◆さらに一週間後
と、若干症状が戻ったり治ったりを繰り返していることがうかがえました。
この一週間後にも、
2日間に受診したら、眼圧も問題なく水も溜まってないから次回は2ヶ月後だそうです。」
と、症状が出ることもありながら、出てもすぐに治まるとのことで、眼の方は順調に改善しているようでしたが、
浮腫んだままで痒い・痛いで夜中も昨日は眠れなかったそうです。左足は特に湿疹が広がてるみたいです。」
と、手足の症状の方がひどくなっていました。
目の症状が出たり治まったりを繰り返しているのも、全身的に炎症反応になっている影響もあり得たため、下肢の浮腫み・湿疹の治療を増やしましたが、「汁が出ている」とのご報告と画像をお送り頂き、さらには、「動悸がする、息が苦しい...」などのご報告に至って、これは一度病院で、アレルギー反応の有無や原因の検査・診断を受けた方がいい、とお伝えしました。
何らかのアレルギーによるものであれば、元となっているものがあるはずで、まずはそれを特定して避けるようにし、お薬が出れば、急性症状にはお薬の効果も借りて早く治めた方がいい状況にあると感じました。
皮膚科の薬は強いものがあるので抵抗があったようですが、気功で副作用緩和をすることが出来るので、まずは症状を治めることを優先に考えて、薬の効果も使うことをご提案しました。
皮膚科で検査・診断を受けてアレルギー症状にお薬も出されました。
アレルギー症状の出方から、外部からの刺激というよりは、体内から出てきている症状に見えたため、例えば日常的に「摂取しているもの」がアレルギー症状を生み出している可能性を想定して詳しくお聴き取りした所、
①金属アレルギーがあること
②少し前から摂り始めたサプリメントに、金属アレルギーの人に禁忌の成分が入っていた
ことがわかりました。
このサプリメントを停止し、病院のお薬と気功治療を増やして続けましたが、症状で出来た傷から菌が入って「とびひ」になっていたようで、すぐにスッキリとはいかず、しばらく症状が続きました。
症状緩和はお薬に任せて、気功では、
・炎症止め、傷の修復
・炎症反応のスイッチを切ること
・薬害除去(副作用緩和)
など、お薬の効果を後押しする炎症止めもしつつ、病院の治療が及ばない範囲のことや侵襲性の緩和を担うことで、お薬の効果を最大限に受取りながら体の機能を正すようにしました。
その後、
足・足首周りはズキズキ痛みがあって膿は少し出るけどだいぶ良いと言ってます。薬飲んで速効性あったみたいで「薬強いはず、表に出てこないけど何処にいったかね」って言ってました。」
と、薬の副作用を感じることなく、効果だけを順調に受け取れていることがうかがえました。
と、眼の状態も良好を維持しているとのご報告にほっとしました。
送って頂いた手足の画像では、以前、パンパンに腫れて赤黒くなっていたのが、浮腫みが引いて細くなり皮膚のしわが出来るほどふつうになり、皮膚が白くなって、全体にジメジメした感じがカサッとした表面になっており、傷が治っていく時の状態になっていました。
2-5.気功開始から2ヶ月
◆気功開始から2ヶ月
普通に気にならないくらいで、話しながら、そういえば赤くないね~不思議よ~って話の展開になります。ありがとうございます」
と、眼は良好維持出来ているとのうれしいご報告でした。
下肢の症状は残っていて、良くなったりまた症状がぶり返したりをしばらく繰り返しながら、お薬と気功の併用で少しずつゆるやかに改善していく感じでした。
アレルギーは、表面に出た症状を治めても、何かの刺激で反応のメカニズムが働き続けるので、反応を少しずつ浅くしていって完全に治まるという経過をたどります。
2-6.気功開始から3ヶ月
◆気功開始から3ヶ月
アレルギー症状は残っていましたが、
眼の方は良好でした。
「忘れる」というご感想は喜ばしい表現です。
病気があると、無意識的にもいつも病気が気になっているものです。
「忘れている」というのは治っている証拠です。
2-7.気功開始から4ヶ月終了時点
◆気功開始から4ヶ月終了時点
足は痒み残ってるけど良くなってる、と言ってます!」
経過を観てみますね^ ^
いろいろと助けられて、いつもありがとうございます。」
アレルギー症状は残っていましたが、ここで一旦気功は終了となりました。
2-8.気功を1ヶ月お休みした翌月
◆気功を1ヶ月お休みした翌月
11月から先生の治療止めてるって話したとこで、私と母は苦笑いですよ 笑
せっかく良くなってるから目は治療していただこう!という話し合いになりました。」
とのご連絡があり、気功を再開することになりました。
手足の症状は落ち着いているとのことでしたので、眼の治療に集中して行いました。
2-9.再開後
◆再開後
表面的な主な症状は、涙と充血でした。
右目に水が溜まっている、という病院の診断もあり、処方された目薬と気功の併用で6ヶ月継続しました。
3ヶ月目までは、充血・涙の症状が、良くなったり悪くなったりを繰り返しましたが、4ヶ月目に改善し、5ヶ月めには、
良い感じみたいですよ。」
とのことでした。
ですが、急にやめてまたぶり返すといけないので、もう一ヶ月気功を行いました。
3.気功終了後のご感想
気功を止めてぶり返すと、その後が少し長くかかる傾向があるため、再開後はすぐにスッキリとはならない時期がありましたが、『忘れるくらい』に改善してよかったです。
患者さんが、悩ましい症状が解消して穏やかでいられるご様子はとても喜ばしいです。
4.気功師からのコメント
K.K.さんのブドウ膜炎は、炎症のコントロールがポイントとなります。
眼底(硝子体)の病気でも、私の病気(脈絡膜血管腫)や網膜剥離・網膜症のように、器質的な損傷、変質は修復に時間がかかります。
一方、炎症を治めるのは、比較的短期間に変化を出すことが出来ます。
もちろん、炎症を放置していれば、器質的損傷=硝子体の細胞の損傷につながるリスクはあるので、そうなる前の、炎症を起こしている段階で治めることが重要になります。
私の母もブドウ膜炎でした。
「まぶしい」感じがしてあまり目を開けられない、涙が出る、などの症状を訴えていました。
目薬を処方されますが、母は薬の副作用が出やすい体質で、目薬(消炎)で出る症状も悩ましく、主訴の症状と副作用のジレンマにも困っていました。
その頃すでに私が気功を習得していて、かつ、私も眼底の病気で自己治療をしていた経験から、母のブドウ膜炎を遠隔気功で治療しました。
ブドウ膜炎の治療に加え、目薬の副作用を緩和する治療も併せて行いました。
母にとっては、副作用がないことが、たいそう楽だったようです。
東京に行った時に合うと、まぶしいために開けられずしょぼしょぼして、腫れぼったくなっていた母の目がかなり開いていたので、
「前と比べて、ずいぶん目が開いてるね」
と言うと、
「?ああ、そうね、そう言われてみれば、最近まぶしくないから開けられてるかもしれないわね。あら、ほんとだわ。」
と意外そうに言っていました 笑
まぶしくないので自然に開けられていた、『病気のことを忘れてくらしていた』ことがうかがえます。
その後、目薬も徐々に弱いものに変えることが出来、最後は主治医から「もう薬は必要ないでしょう。経過観察で」と言われたそうです。
K.K.さんもそうですが、『忘れるぐらい』『忘れてました』というご感想がたびたび聞かれましたが、本当の意味で『治る』ということは意識に上らなくなるぐらい正常になる、ということです。
病気があると無意識的に不安や心配があるものです。
それを忘れていられる体になることは、病気から解放される喜びであり、姪御さんの「お先真っ暗から真逆に進める...」という言葉に表れています。
喜びのお言葉は、気功師冥利に尽きます。
K.K.さんは良好になって一度気功をやめた後に症状がぶり返しました。
「良くなったな」というところでやめてしまうとまた症状が戻ってしまうことがあります。
戻ってしまうと、以前と同じようには短期間でスッキリとは改善しないことがあります。
良くなっても、ご自身の機能で保てる「仕組み」が定着するまでは続けることが、良好維持の肝となります。
一旦気功は止めて経過観察ですが、
「悪くなり切ってからではなく、『最近、ちょっとスッキリしないな』ぐらいで気功をすると、少ない量で良好維持出来ますよ」
というコツをお伝えしています。
悪くなってから考えるのが人情ですが、長い目で見れば、
①健康な時に、
②少ない気功で良好維持する
のが、もっとも効率的で、病気の不安なく、健康を保てる秘訣です。
あなたの不調にも当院の気功で答えが見つかります。
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「答え」が見つかる気功院
快おおぞら気功ラボ 気功師
岡本明子
北海道、十勝新得町在住、気功師
新得本院ー札幌気功院、その距離およそ170kmを数年間出張治療、その時の遠隔気功との併用の経験から、遠隔気功だけで治療可能にし、患者さんの通院の不便を解消。さらに、どんな状況にも「答え」を出す独自メソッドを確立、「答え」が見つかる気功院として、北海道のみならず、全国からの依頼に気功で「快適な闘病」を提供し続けている。